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⑪初めてのコンサート-ソン・シギョン編

いつかは行きたいと思っていた、アイドル系のコンサート。日本ではなく、韓国で初体験してしまいました。

その歌手の名前は「ソン・シギョン」。昨年度の新人賞を総なめした、大注目のバラード歌手です。All Koreaでもたびたび紹介されていますので、知っている方も多いのでは? ちなみに、彼が神話のキム・ドンワンに「バター王子」と命名されたのは、そのトークがあまりにもしつこかったから…と言われています。最近では「ただいま恋愛中」というドラマの第1回にゲストで出演して、初めて演技を披露していましたが、「いや、君は歌に集中してくれ…」と心底思いました。だからね、それだけ歌はうまいんだよ! ほんとに!!

2001年の夏、ソウルに滞在していた時、梨花女子大学の近くにあるCDショップで「何か最近お勧めのCDないですか?」と聞いたら、「この人いいよ。女子大生に大人気なんだけど、顔ももちろんのこと、まず声がすごくいいんだよ」と教えられて、とりあえずゲットしました。

顔は、tanoが大好きなアンギョンナムジャ(韓国風のメガネをかけた男の人のこと)で、文句なくモシイッタ~(かっこいい)。実はこのCD、以前からとても気になっていたんだけど、万が一歌がへたっぴだったらどうしよう、好みと合わなかったらもったいないしな、と逡巡していた1枚だったのです。

寄宿舎に帰ってきて聞いてみると…これが上手い! 上手すぎる! 史上最強の韓国バラード歌手なんじゃないか、って思うほど上手い。しかもまだ22歳。女の子のハートをぐっとつかむ、ちょっと甘い声と恋の歌。これはすごいぞ、いい買い物したな、と思っていました。

ある夜のこと、寮へ帰ろうと梨花女子大学の前の道を歩いていたら、見覚えのある顔のポスターがあるではありませんか。あれ? あの顔のかっこいいお兄ちゃんだ。何やるの? ふむふむ、ファーストコンサートやるんだ。しかも今週じゃん。へぇ、時間があれば行きたいなぁ。とりあえず、時間と場所をメモ。

そして、同じくソン・シギョンにはまりつつあった友人が、教保文庫へ行ってチケットを買ってくれることになったのですが、残念なことに、わたしが行ける唯一の日曜日がソールドアウト。彼女たちは土曜日のチケットを運良く確保、わたしはコンサートを諦めるしかありませんでした。
しかし、話はここで終わらない。しつこいわたしはどうしても諦めきれず、金曜日に再度チャレンジ。初めは「ソン・シギョンでしょ? しかも日曜だから最終日でしょ。無理無理」と、端末もたたいてくれなかった、教保文庫のおねーさん。それでも、わたしがなんとか「でもキャンセル出てるかもしれないし」と食い下がると、納得させるためか、端末をたたいてくれました。

すると、あったんですね、残席2枚。そこで、1枚ちょうだい、で無事ゲットしました。ところで、韓国では普通コンサートは2人以上で行くものらしく、わたしが何も言わない時から、2人でチケットを切ろうとするので「ちょっと待った、2人じゃなくて1人」と言うと、ちょいと変な顔をされたのが印象的でした。

次回はその感激のコンサートの模様をお届けします。

(注:この時はあんまり韓国語も出来なかったのに、よくもまあ、チケットが買えたこと...ていうか、その時、今はもっともっと仲良くなった、親友の韓国人が助けてくれたので、買えたんだろうな。しかし、一人で行くかねぇ、コンサート。しかも韓国で...)




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